2014年3月15日土曜日

神経モビライゼーション (Part 1・前編)

昨日、今日(3月14、15日)の両日。地元ボールダーで開催された
Neural Mobilization (Part 1)
神経モビライゼーション講習に参加してきました。


講師はJonathan Martine(ジョン)、
アシスタントはSuzanne Picard(スザーン)。
って私がはじめてRolf Instituteにやって来た時に出会った
Unit 1(今でいうところのPhase 1)講師陣。懐かしや〜。

ジョンは、ほんとに勉強熱心で、豊富な解剖知識をベースに
いつも新しい技術をRolfing worldに運んできてくれる。
アドバンストレーニングの時にデモしてくれた
コールドレーザー然り、そして今回の神経モビライゼーションも。


私は、ずいぶん昔にゲイルからほんの少しだけ、
神経叢に対するワークを教えてもらった事があるけど、
あまり詳しい知識もないままに講習突入。

でも、これが意外と良かった。
(神経系の解剖学については、ザックリ予習しましたけどね)

今回は、肩関節、股関節まわりの
表層〜中層の神経系にアプローチするということで、
いかに自分の手の感覚で今までSkipしていた所に気づいていくか、
ということが課題だったように思います。

というのもロルフィングを行っている者(ロルファー)は
身体に触れていても、筋筋膜や関節などにフォーカスしていて、
ほんとうは同時に感じているであろう神経叢や血管などは
あえて無視していることが多いと思うのです。
(あくまで個人的な意見ですが)

でも今回、その筋筋膜へのアプローチだけでは
なかなか手強かった「こわばり」が、
ほんの軽いアプローチで、するするする〜っ
と弛んでいくのを感じて、ほんと驚きました。

ワークを受けている本人もそうだけど、
セッションしている側も「すごい、こんなに弛むの?!」
と驚くほど、その効果たるや絶大!


ワークしていて感じたのは、
筋膜は広い範囲に渡って
ジェルとかゲル状に拡散していくような弛み方をするけれど、
(今風にいうとクラウド的でしょうか)
神経系の場合は、
伝達経路も範囲もはっきりしているというか。
(交換手取り次ぎによる黒電話? それとも光ファイバー?)
効果を引き出すためには、鮮明に解剖的なイメージをもって
的確に指先を神経にアプローチさせる必要を感じました。
こりゃ練習しなくちゃ。



でも久しぶりにプロメテウス解剖アトラスを使って、
いちから解剖を再学習ことがほんと楽しい〜〜。
この素晴らしい、生命デザインの神秘に触れるような
学びの時間が私はほんとうに好きだなぁ。
家族がいなかったら、このままずっと文献と解剖図を
眺めていたかも。。。

オステオパシー界から発展したことの手技は、
通常は頭蓋系(大脳鎌、硬膜管などへのアプローチ)から
教え始めるのだそうですが、ジョンはロルファーに向けて
みんなが分かりやすいであろう肩甲帯〜上肢、骨盤〜下肢から
教えることにしたそうです。
Part 2は内臓系、3では頭蓋系と全3パートになるそうです。

まずはPart 1の残り2日を今月末に受講する予定なので
とっても楽しみ〜。また報告します。

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