2012年9月9日日曜日

筋膜って、こんな感じ?!

(後から日記です。7月下旬から8月上旬に関わらせていただいたRISIでのセカンドアシスタント。それにいたる経緯については過去ログはこちらをご覧ください。(1)  (2)


授業2日目の午後。生徒達と顔を会わせるのは、これが3回目。ここに来てクラスの様子も、ずいぶん落ち着いてきたように感じます。

多くは西海岸、東海岸からの生徒が多いのですが、海外(イタリア)からの参加者も2名。初めての土地、初めての人々に囲まれて、ここに居るという事だけでも大変なことです。さらにAK(Anatomy and Kinesiology)で筋肉を触診しあったり、ST(Skillful touch)で身体をほぐされたりするのですから、心身ともに密なコンタクトが築かれ、お互いの距離感がグッと近くのなるのも早いのでしょう。

RISIに到着するなりJohnからリクエストされたアレを準備するため、、Keithと一緒にダイニングへ。クラスがはじまり、生徒がいなくなったのを見計らって、戸棚からコーンスターチと水、そしてアルミ皿を取り出して、いざミックス!

すでにクラスではJohnのリードで、3つのグループ分けがされており、それぞれが輪になって床に座ってスタンバイ。生徒全員が枕カバーで目かくしし準備が整ったところで、
各グループの中心に私たちが用意した水溶きコーンスターチの入ったアルミ皿を差し入れ

「では皆さん、少しづつ前に手を伸ばして、運ばれてきたものを触ってみてください」

との誘導が。。。なにが運ばれてきたか知らない生徒たちは大興奮! おっかなびっくり、ひんやり気持ちいい。ググッと押すと抵抗されるのに、ゆ〜〜っくり押すと水のように滑らか。握りつかもうとすると、手の中で一瞬固くなったと思いきや、指の間から流れ落ちる。とっても不思議な感触。

この感覚が、実は筋膜(Facia)に対してアプローチするロルフィングでは、とても大切になってきます。この水溶きコーンスターチに一般的なマッサージを施そうとすると、きっとチカラ技になって、疲れ果ててしまいそう。でも筋膜にアプローチするロルフィングなら、氷の上を滑るスケーターのように、自由に戯れることができるはず。

手の下でゆっくりうごめき、流動的に形をとどめず広がって行く、不思議な感触。

これまでマッサージを常としていた生徒には、「あぁ、これがJohnの言っていた感触か」とやっと意味が通じはじめた様でした。その後の授業では下肢をワークし合いましたが、
すでにロルファーの手に変わりつつあるのが本当に嬉しくて。この場にいられた事に、ほんと感謝でした。

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