2013年3月26日火曜日

Passover 2013

先日の雪は土曜の夕方まで降り続きましたが、
20㎝余の積雪で済みました。
ホッ。

さすがに3月の雪は重くて、雪かきが大変でしたけど、
これが過ぎれば気分は  春! 

3月最終週は、どの学校も春休みということで、
街もなんだかリラックスムードです。

そんな3月25日、月曜の午後。
車を運転中の夫がいきなり

「あちゃー、今日の日没からPassoverじゃないか!」

と、いきなり興奮ぎみで話し始めました。

「パスオーバー、何なのそれ?」

と日本人の私とっては、まるで馴染みのない響きですが、
ユダヤ教にとっては
「奴隷として扱われていたユダヤ人が古代エジプトから
脱出したことをお祝いする」大事な一週間らしいのです
詳しくはこちらをご参照ください)。

といっても、もっぱら夫の関心は、
この時期ならではのお料理。
「さっそくWhole foods Marketへ行って、スープを買わなくっちゃ」
と、急遽予定を変更してPearl Streetへと向かいました。

彼曰く、
日本人がお正月におせち料理を食べるのと同じだよ、
とか。

とにかく食べないと気が済まない様子です。

「ワォ見てごらん、こんなに並んでいるよ! 」
と目を輝かせ、デリコーナーに釘付けの夫。

その気になって見まわすと、Happy Easterに混じって、
Passover PICKと書かれたポップが店内のあちこちに飾られていました。

でも、それと知らされなければきっとスルーしていたかも。
いろんな文化が交ざっているアメリカならではの光景ですよね。


棚には様々な種類があって、全部食べたい気持ちを押さえながら「これだけは外せない」と夫が厳選して買った品々が、こちら。左からマッツオ(ライ麦クラッカー)、マッツオボール・スープ(マッツオ団子入りチキンスープ)、スィロビィスカ(蒸留酒)、写真には映ってないけど美味しそうなのでポテトのラケット(ポテトケーキ)も。




食材やお料理には、それぞれ意味があって、それを味わうことで祖先を思い、現在の幸せを願うのは万国共通。マッツオ(写真左:Matzos)は、酵母の入っていないクラッカーこれは、ユダヤ教の人々がエジプトを出る際に、パン生地を発酵させている時間がなかった、という事に由来しているとか。パスオーバー期間中は、パン、ベーグルなどは一切食べずに、かわりに食卓ではこれを食べるのだとか。ボソボソしていて味のない、素朴な風味ですが、夫はおいし〜い(^o^)/ といって食べてます。そのマッツオを粉にして捏ね、ボール状にしたお団子が入っているのが、マッツオスープ。これは日本でいうと「お雑煮」なのかな。パスオーバーのディナーには欠かせないスープです。家庭によって味つけが微妙に違うのか、今回のWhole Foodsの味は夫の好みではなかったらしく、「う〜んイマイチ」と残念そうでした。パスオーバーのお酒と言えばコーシャワインが一般的。たまたま酒屋で見かけたこともあって、スロビィスカ(発音あってる?)にしました。こちらも発酵してないお酒で、なおかつコーシャーの人達が作っているので、大丈夫らしい。



このパッケージ角に小さく書かれたⓊPの文字。これは「ユダヤ教の人達が食べて大丈夫な食品ですよ」というサインだそうです。知らなかったなぁ。どの食品メーカーでも、基準に添っているところは書いているの?と夫に聞くと、そうだよ、との答え。お清めされた食品しか食べられないって、なかなか大変そうですね(我が家は違うのでセーフ)。

この他にも夫から聞いた、パスオーバーと日本の風習あるある:

1)パスオーバーを迎える前に、まずキッチンを隅々まで徹底的に掃除する。これって日本の大掃除と同じだそうで、オーブンの中までピカピカにするのだそうです。

2)親族集っての食事会を開く。この時だけの特別な食器&カトラリーを用いる。これもお正月のおせち漆器と同じかもしれませんね。

3)父親はあらかじめ家のどこかにマッツオを隠しておく。期間中、子供たちはそれを探し出し、父親に渡すと褒められ、プレゼントを買ってもらえる。という習慣がある。日本だと、良い子にしていたらお年玉を沢山もらえるよ、というのにどことなく似ていますね。

4)儀式のはじめ、玄関ドアを開け、家長がコーシャーワインを持って「どうぞ幸せを運ぶ聖人たちよ、お入りください」と招き入れる。お正月にそんな儀式あったかな?と思っていたら、「ほら、豆まきの時、幸せは内側へ、って言ってたじゃないか」と夫。あぁそうでした。災いは外へ、幸せは内側へ、というのは同じなのね。
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