私が街で見かけた竹製品は、キッチン用品やステーショナリーなどの小物、それから集成材によるガーデニング家具、食器棚。それから竹からとったナイロンによる衣類など、その表情もじつに多彩です。
竹は、木材にくらべて成長が早く、一般的な木にくらべて酸素発生率が高いのが特長。また利用後は分解され、堆肥として地球に戻るためゴミにならない。加工しやすく、自由に曲げたり、編んだり、継ぎ合わせることが可能でありながら、強度はバツグン。乾燥にも強い。さらに、生産地の多くは発展途上の国々であり、それらを積極的に使うことは経済活動を支援することにつながる。とまぁ魅力的なアイテムなのです。"Green America"のHPでも、竹について検索すると50件もの項目が挙がってくるのは関心の高さを物語っています。
と同時に「バンブー」という響きには、どこか東洋へのあこがれが含まれている様です。先日、デンバー植物園で開催中の「絆〜West meets East~」へ行ってきましたが、そこに展示されていたのは沢山の竹のオブジェでした。
写真(上)は日本人作家。(中・下)は西洋人アーティストによるもの。使っている竹の種類や作風は異なりますが、それぞれに趣があって素敵ですね。広大な植物園の各所には「竹」を深く知るための特別展示もされており、これを機会にもっともっと竹を愛するエコ・フレンドリーな人が増えるかもしれませんね。
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