2012年6月27日水曜日

フラッグスタッフで山火事

6月26日19:00頃、街北部から撮影
ボールダーは、このところ35℃越の猛暑日が続き、相対湿度が10%未満といった状態です。郊外の草地はすでに乾いて黄色い平原が続いており、「今年は長い夏になりそうだなぁ」と残念でなりません。

ときおり雷光が夜空を照らすこともあるのですが、なかなか待望の雨には至らず、降ったとしてもシャワー程度のお湿りが10分ほどで終わってしまう始末。ついに落雷による山火事が6月26日午後、フラッグスタッフで起きてしまいました。

コロラド州での山火事は決してめずらしい出来事ではないのですが、今回ばかりは市街地のすぐ近くで起こったので衝撃が走りました。私が住んでいる場所は、街の西南部にあたるので安全ですが、該当地区の方はさぞかし辛い思いをされている事でしょう。ほんと胸が痛みます。


火災発生したその夜は煙が市街地まで流れ込み、車で走っていても前の車が霞んで見えるほど。灼けた匂いがあたり一帯に漂っていました。消防士の方々の懸命の努力のおかげで、火災から24時間後のいまは、煙も目立たなくなり随分鎮火してきた様子。それでも余談を許さない様子で、本日午後の発表では、該当地区に隣接する森の一部を伐採(延焼予防)するとか、近隣住宅にスプリンクラーの開放を呼びかけているとか。避難されている方が早く安心できる日が戻ることを祈っています。

先ほど、こちらでは山火事は決してめずらしい事ではない、と書きましたが、消防活動中に火に囲まれてしまい亡くなる消防士のニュースが例年のように流れるのも、また悲しい事実です。勇敢な活躍もさることながら、どうか皆さんが無事に家族の元へ帰れますように。心から願っています。

大自然の新陳代謝とはいえ、火災によって緑の風景が失われるのは淋しい。
今年5月下旬、フラッグスタッフにて。

地元紙デイリーカメラのHP
 http://www.dailycamera.com/boulder-county-news/ci_20942065/boulder-county-officials-responding-reports-two-small-grassfires



追伸:
7月2日(現地時間)、やっと山火事の収束宣言がされました。翌日には大部分消火されていたのですが、猛暑のなか消防士&地元消防団の皆さんが早朝から深夜まで、懸命に働いてくださったおかげです。多謝。
来る7月4日はアメリカの独立記念日ですが、ボールダー市は今件を受け止めて、毎年恒例である花火打ち上げの中止を発表しました。これは2002年(異常乾燥警報の状態がほぼ一夏続いた年)以来で、とても異例のことです。ちょっと花火なしのお祭りは淋しいけれど、被害に合われた方のことや、火災の危険性を考えたら、当然の対応といえるでしょう。

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